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礼拝堂七号室
おいてく
おいてく
あのねー
桜が散って間もないね、って
そっちの季節どうですか、って
何周遅れの号外、おしえておくれよどうだい?
はっ! とさせられるような、真っ暗な夜に正気になって、
考え続けて後悔、苦し紛れでもオーライ
いぇっ
でもねー
そんなの知ってどーするんだ、って
勝手な邪推はしたない、って
郵便受けまだ哨戒、往来してもさ仕様がない
あなたの声も忘れちゃうような
一人取り残されたこの部屋での
ループするフールは今日で終わろうか!
素直に手を振って見送れるひとになりたかったよ
知らなかった、影がこんなに短くなったの
怖かったと言えたら少し楽になれたこと
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